凌ぎを削る駅弁戦国時代! 戦火の渦中・東京駅のオススメ肉駅弁。
新幹線の始発駅である、東京駅。
平日・休日問わず、多くの人だかりで賑わっている。
となれば、競争に打ち勝とうと良質なお店も集まってくるのは必然。
なかでも旅のお供である”駅弁”の品揃えは日本一といっても過言ではないだろう。
東京駅には、主に3つの駅弁スポットがある。
『Central Street』、『GRANSTA』、『大丸東京店』、それぞれが特徴を打ち出し、凌ぎを削っているのだ。
今回は、それぞれの駅弁スポット紹介と共に、オススメの駅弁をピックアップ。
東京駅から旅に出かけたいと、ウズウズしてくるはずだ。
駅弁屋 祭 at Central Street
JR「東京駅」の1階改札内。
テイクアウト店が立ち並ぶ、Central Streetにあるのが『駅弁屋 祭』。
一見、小ぢんまりとしているので品揃えが少なそうに見えるが、あなどるなかれ。
全国各地の名物駅弁を販売しており、その数は170種類上になる。
逆に選ぶのが大変になるほどのラインナップなのだ。
出来立てホヤホヤのお弁当を提供するライブキッチンも人気で、旅行者の心を鷲掴みにしている。
牛肉どまん中
数ある中でもオススメなのが、米沢の『新杵屋』が手がける牛丼弁当。
山形県産の「どまんなか」というご飯の上に、甘辛く味付けした黒毛和牛の薄切りとそぼろを敷き詰める。
『駅弁味の陣 2013』で駅弁大将軍に選ばれており、全国的に人気の駅弁となった。
eashion at GRANSTA(グランスタ)
JR「東京駅」の改札口内。
いわゆる、エキナカ商業施設の『GRANSTA』を知らない者はいないだろう。
お弁当だけでなく、お惣菜やスイーツ、酒、雑貨まで取り揃えており、まさしく食の宝庫と呼ぶべきエリア。
店内厨房でつくられた出来立てのお弁当が特に人気だ。
また、手荷物を預けられるクロークがあるのも嬉しい。
電車に乗るまでの時間、ゆっくりと過ごしたい人にオススメだ。
スペイン産ベジョータ イベリコ豚重
GRANSTAでも特に人だかりができているのが、洋惣菜店『eashion(イーション)』。
最も売上を上げているのが、人気弁当ランキングで8年連続1位を獲得している『スペイン産ベジョータ イベリコ豚重』だ。
どんぐりを食べて育った”ベジョータ”と呼ばれる豚肉を使用。
口に含んだ瞬間とろけてなくなる甘い脂身とご飯にマッチする甘辛い味付けが絶妙である。
ほっぺタウン at 大丸東京店
2012年にオープンした『ほっぺタウン』。
東京駅に直結した大丸東京店の地下食品フロア。
改札の外にあるため、電車を使わない人でも利用できるのが嬉しい。
出来立て弁当が人気の“お弁当ストリート”に力を入れており、他店との差別化を図っている。
やわらかヒレかつ弁当
とんかつの名店『まい泉』が手がける、ヒレかつ弁当。
お箸を入れると簡単に切れてしまうほど、柔らかい肉質がたまらない。
大ぶりのかつが4〜5切れも入っているが、あっさりしているのでペロリと食べられるだろう。
同じく人気商品として、甘辛いソースが美味の『カツサンド』もおすすめだ。
ちなみに、店内で飲食することもできる。
時間に余裕のある時は、ここで腹ごしらえしてから、旅へと出発してはいかがだろうか。
おわりに
駅弁は、旅の楽しみのひとつだ。
一般的なお弁当と比べると若干割高だが、道中も旅に含まれるのだからご愛好である。
しかし、どんなに胃袋が大きくても、選べるのは1つだけ。
東京駅にごまんとある駅弁屋から、たった1つを選ぶのだ。
なんとも難しい問題ではあるが、幸せな悩みでもある。
果たして、あなたの心を射止める駅弁はなにか。
旅は道中から始まっているのだ。