散歩・旅行散歩・旅行健康・カラダ健康・カラダビジネスビジネス振舞い・所作振舞い・所作アクティビティアクティビティ嗜み嗜み芸術芸術本・漫画本・漫画美容・ファッション美容・ファッション人

いつまでも触れていたい……カラダに優しいオーガニックコットンの魅力とは?

あなたは、『コットン(綿)』を使ったアイテムを普段使いしているだろうか。
自分の肌と直接触れ合うものに関しては、肌触りに何よりもこだわりたいところ。
ブランド、デザイン、サイズ感も大切だが、着心地や使い心地に勝るものはないと思う。
軽く、柔らかく、そっと身体を包み込んでくれるコットン素材は、あなたの毎日をより豊かにしてくれるはずだ。
今回は、そんなコットンについての知識を深めつつ、贈り物にもぴったりなオススメアイテムをご紹介しよう。

知っているようで知らない、コットンのこと。

コットンは、”綿(木綿)”の英語名。
アオイ科の綿花にクリーム色の花が咲き、大きな種子が実る。
その種子が割れた中から、コットンの素となる、白い綿毛が出てくるのだ。
別目コットンボールとも呼ばれ、タンポポの綿毛が種と共に飛んでいくように、コットンの綿毛も種子の自然散布に役立っている。

綿花生産量No.1は中国。
それについで、No.2がインド、No.3がアメリカとなる。
綿花の栽培には大量の水が必要で、湿潤な地域で栽培されるのが一般的。
しかし、需要が高いことから、灌漑を整備している国も多く、ウズベキスタンなどの乾燥地も有数の綿花栽培国となっている。

一方、日本はかつて世界一の綿織物輸出国家だった。
明治政府の政策によって綿花の栽培に拍車がかかり、国内自給率100%を誇った時期もある。
しかし、第二次世界大戦後は安価な輸入品が拡大。
国内最大の綿織り物産地である兵庫県西脇市や静岡県浜松市も、輸入物のコットンを使用している。

現在では、ほとんど姿を消した国内の綿花畑。
しかし、東日本大震災で被害を受けた福島では、2012年の春から『ふくしまオーガニックコットンプロジェクト』がスタート。
食用ではなく、塩害にも強い、日本の在来種である茶色の”和綿”の製造に着手している。
福島から新しい農業・繊維産業を生み出す取り組み。
Tシャツや手ぬぐいなど、各種オリジナルアイテムも販売しているので、公式HPを一度覗いてもらいたい。

いわきおてんとSUN
http://www.iwaki-otentosun.jp/

オーガニックコットンとは?

オーガニックとは、農薬・化学肥料を使用せず、人にも自然にも安全な製品のこと。
オーガニックコットンという名前はよく耳にするが、実際はコットンの主要生産国の多くが農薬・化学肥料を使っている。
データで見てみると、2011~2012年のコットン世界総生産量は2,710万トン。
そのうち、オーガニックコットンは13万8000トン。
全体のわずか0.5%にしかならない。とても貴重な繊維なのだ。
ちなみに、オーガニックコットンの世界最大生産地は、生産量の74%を占めているインドである。

出典:Textile Exchange Farm & Fiber Report 2011-2013

地球環境への関心の高まりから、少しずつ広まりつつあるオーガニックコットン。
せっかくなら、あなたもオーガニックコットンで作られたアイテムを購入してはいかがだろうか。

オススメの理由は、環境にやさしいからだけではない。
まず、繊維の先端が丸みを帯びており、肌を刺激する要素がない。
適度な弾力性も相まって、ふわふわとしたやさしい感触を生む。
大量生産型のコットンも同じ特徴を持つが、オーガニックコットンは作り手の”想い”が加わる。
使っていて、手触りだけでなく、心の面でも気持ち良さを感じられるだろう。
また、化学繊維とは違い、静電気が発生しないのもポイント。
乾燥肌・敏感肌の人にも使い勝手が良いはずだ。

触れてこそ分かる、素晴らしい魅力たっぷり!
自分用にも、贈り物用にも、優しさを添えられるオーガニックコットンを選んでみよう。

オススメのオーガニックコットン アイテム。

1.無印良品

シンプルなデザインでお馴染みの無印良品。
比較的安価で手軽に購入できるにもかかわらず、しっかりとした着心地のオーガニックコットン製品が魅力だ。
特にオススメなのは、『MUJI Labo シリーズ』。
背伸びしない、過度に着飾らない、細かい部分にも機能性を持たせる、そんな普段使いに嬉しいこだわりを軸にした、ワンランク上のアイテムを手がけている。
パーカーの紐、アウターの裏地など、普段は気付かない箇所にもオーガニックコットンが使われており、やさしく身体を包み込んでくれる。
インナーはもちろん、上から下まで、身に付ける洋服全てを軽やかなコットン素材に揃えるのも、ひとつのファッションスタイルではないだろうか。

■無印良品
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247084764?searchno=4

2.益久染織研究所

農薬・肥料を一切使用せず、自社農場でオーガニックコットンを栽培。
全行程を手作業にこだわり、コットンボールは手掴み、糸づくりも昔ながらの製法を取り入れている。
丁寧に作って、大切に使い続けて、なるべく捨てずに、自然に還す。
そんな、コットンへの強い信念をもと、タオル、ソックス、ストール、ワンピース、メンズシャツなど、デザイン性の高いアイテムを手がけている。
とくに、1日身に付けても心地よい、『あしごろも シリーズ』は、女性へのプレゼントにピッタリ。
本社は奈良県・法隆寺にあるが、東京・中目黒にも出店している。
店員さんに、製品やオーガニックコットンのこだわりについて尋ねてみてもいいだろう。

■法隆寺店
住所:〒636-0113 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺南3-5-47
電話:0745-75-7714
営業時間:10:00~17:00
定休日:第二第四土曜日・日祝祭日
http://www.mashisa.jp/
■中目黒店
住所:〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-8-10
電話:03-6427-0665
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日

3.IKEUCHI ORGANIC

ワインのように、コットンを愉しむ。
自然派のオーガニックコットンだからこそ、毎年違う風合いになる。
それをワインの”ボージョレ・ヌーボー”に見立て、提案しているのが『コットンヌーボー』だ。
2015年にはグッドデザイン賞を受賞。
赤ちゃんが食べても無害のオーガニックコットンを自社栽培し、シンプルかつデザイン性に富んだバスタオルを手がけている。
少し大きめに設計されており、濡れた身体と長い髪を拭いたあとも余裕が残る使い勝手の良さ。
贈り物のお返しにピッタリのアイテムだ。
オンラインストアでも購入できるが、全国に展開している、スタイリッシュな大人の雰囲気の実店舗には是非とも足を運んでほしい。

■東京ストア
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-2-13 2F
電話:03-6427-7870
営業時間:11:00~19:30
定休日:なし
http://www.ikeuchi.org/

おわりに

UNIQLOなどで販売している合成繊維の洋服。
確かに安価で機能的で、現代人の生活に欠かせないのは確かである。
しかし、少しずつでいいから、オーガニックコットンなどの天然素材にシフトしていこう。
大量購入・大量消費ではなく、たとえ高価であっても、生産者の想いが込められた逸品ものを大切に使い続ける。
そのほうが、着心地も、気持ちも、軽やかで心地よいはずだ。
まずは、オーガニックコットンから。
肌触りはもちろん、素材にこだわる大人を目指してみてはいかがだろうか。

散歩・旅行散歩・旅行健康・カラダ健康・カラダビジネスビジネス振舞い・所作振舞い・所作アクティビティアクティビティ嗜み嗜み芸術芸術本・漫画本・漫画美容・ファッション美容・ファッション人
味わう味わう片付ける片付ける弄う弄う纏う纏う創る創る正す正す和む和む愛でる愛でる磨く磨く
PAGE TOP