人気急上昇中の相撲観戦。初心者がおさえるべき知識やマナーとは?
相撲観戦が盛り上がってきた。
今はお年寄りだけではなく、若い世代も観戦に訪れるほど、観客層が多様化している。
最近、週刊少年ジャンプなどの漫画誌に各種「相撲漫画」が登場し、人気を博しているのも理由の一つかもしれない。
ただ、相撲観戦に行こうと思い立っても、チケットはどこで購入できるのか、どんなルールやマナーがあるのか等、調べなくてはいけないことが多々ある。
今回は、それらの疑問にお答えするとともに、あなたがきっと知らない素敵なサービスも提供されているので合わせてご紹介する。
ぜひこの機会に活用してみよう。
基本的な相撲のルールとは?
相撲のルールはいたって簡単。
土俵の円の中から相手を押し出すか、手や体を地面につかせてしまえば勝ちである。
ただ、審判のような役割をしている行司が、「はっけよ~い、のこった!」という前に動き出してしまうとダメで、もう一度取り組みをやり直すことになる。
また、ルールとして禁止されている行為もある。
例えば、力士の頭にあるちょんまげを引っ張ることは禁止されていて、その行為を行った時点で負けとなる。
また、土俵際のせめぎ合いでどちらが勝ったかわからない場合、土俵を取り囲んでいる審判団の協議となる。協議結果はマイクを使ってアナウンスされ勝敗が決まるようになっている。
チケット購入方法とは?
チケットを購入できる場所はいろいろと用意されている。「チケット大相撲」や「イープラス」といったインターネット経由での購入や、電話、国技場の窓口、そしてコンビニエンスストアでも購入ができる。
また、前売り券と当日券の2種類がある。
当日券は枚数が少ないため、相撲観戦の日が決まっているのであれば、上記の場所で前売り券を購入することをおすすめする。
平日よりも土日祝で開催される日のチケットはすぐに完売となるので注意したい。
親方と記念写真を撮影できるユニークなチケットがあるのも、相撲ならでは。
野球やサッカーのように、相撲の土俵へ近づくにつれて値段が高くなるチケットが用意されているのはもちろんだが、他のスポーツではなかなか見ることができないチケットもある。
その1つに、親方と記念写真を撮影できるチケットがある。
これは日替わりで対象の親方が入れ替わるので、毎日このチケットを購入したとしても飽きることはない。
また親方は昔活躍していた力士が多いので、昔から相撲を見ていたファンにとってはたまらないサービスだろう。
そしてチケットに自分のメッセージを入れることもできる。親に向けて、「今までありがとう。お父さんとお母さんで相撲を見に行ってきてね。」というようなプレゼントを送ることもできる。
服装は自由、飲食の持ち込みはNG 知っておくべきマナーとは?
観戦をする際に守るべき特別なマナーは特に無く、服装も自由で構わない。
一般的なマナーとして、後ろの人がよく見えるように席を立たない、帽子や派手な髪飾りはつけない、場内は禁煙で基本的に飲食物の持ち込みはしないというものがある。
もちろん、座布団を投げることも禁止されている。
それらを守っていれば問題は無い。
自分1人ではなく、観客全員でマナーや雰囲気を作り上げることが大事である。
周囲の方が嫌がるようなことは慎むようにしよう。
相撲業界は他のスポーツにさきがけ、観客増員を目指して さまざまなサービスを展開している。
その最たる例が、観客席の多様化やチケット種類の充実だろう。
家族で行くも良し、夫婦やカップルで行っても楽しむことができるようになっている。
今回ご紹介した基本的なところだけは押さえた上で、臨場感たっぷりの力士のぶつかり合いを肌で感じて楽しんでみよう。