服装だけで大丈夫？ 真のイケてる男は１日にしてならず！毎日取り入れたい「スカルプケア」

ビシッ！とお洒落に服装をキメる。
それは当然のことだが、常に露わになっている髪・頭皮について、あなたはどれだけ気を配っているだろうか。
顔から下が格好よくても、髪の毛がヘタッとなっていたり、ボサボサだったりすると、残念な気持になる。
真の男前を目指すなら、洋服なかりに資金をつぎ込むのではなく、頭のてっぺんまでしっかりケアをするべき。
今回は、年齢とともに変わっていく髪・頭皮と上手く付き合うために、我流ではない正しいスカルプケア習慣をご紹介しよう。

髪・頭皮の健康を維持する。

髪の毛には、生え変わりのサイクルがある。
通常、1日に数十本～100本程度が抜け落ちており、新たな髪の毛が生えてくる。
また、髪の毛には成長のフェーズがあり、早期成長期 → 中期成長期 → 成長期 → 退行期 → 休止期 → 前成長期の6段階。
抜け落ちる前成長期を除き、5フェーズにおいて、髪の毛は成長し続けている。

しかし、このサイクルが乱れると、髪の毛がヘタれたり、薄毛に悩まされたりする。
毎日のヘアケアは、髪の毛の状態を常に健康に保つということ。
つまりは、男前を目指す諸君にとって欠かせない習慣なのだ。

また、自分の頭皮タイプもチェックしよう。
カサカサと痒みが出る乾燥頭皮の人は、シャンプーを控えたほうがいい。
乾燥を促進するし、頭皮を傷つけてしまう。
または、乾燥肌用のシャンプー／トリートメントを活用しよう。
逆に、脂性頭皮の人は要注意。
皮脂のかぶれが原因で、脱毛に発展する恐れがある。
シャンプーを使った正しいヘアケアが大事、脂っこい食事を控えるなど、日常生活の見直しも必要だ。

正しい洗髪方法を知る。

毎日のシャンプー／トリートメント、正しく使えているだろうか。
間違ったヘアケアが積み重なると、痒みや抜け毛など、様々なダメージを引き起こす可能性も有る。
正しいヘアケアは、身だしなみの基本。
しっかり押さえておこう。

1．ブラッシングする。

洗髪前に、頭全体をブラッシングする。
頭皮に付着した皮脂や汚れを浮き立たせ、シャンプーの効果を倍増させるのだ。
また、ブラッシングによる血行促進やマッサージ効果も期待できる。

2．髪の毛を水洗いする。

まずは、水だけで洗髪をする。
髪の毛を濡らすのではなく、シャンプー剤をつけているのと同じように、ちゃんと洗髪しよう。
ちなみに、この過程で8～9割の汚れが落ちる。

3．頭皮を洗う（1回目）。

シャンプー剤を手のひらにとり、泡立てる。
頭にまんべんなくつけて、指の腹を使いながら頭皮を洗う。

4．丁寧にすすぐ。

髪や頭皮に着いた汚れ、シャンプー剤を残さず洗い流す。

5．髪と頭皮を洗う（2回目）。

今度は、髪の毛もしっかり洗う。
頭皮は、毛穴から皮脂を押し出すように、マッサージしながら。

6．丁寧にすすぐ。

シャンプー剤の洗残しは、薄毛や頭皮ダメージを引き起こす。
丁寧に、抜かりなく、しっかりと洗い流そう。

7．トリートメントをする。

髪の毛の水分を軽く絞ったあと、トリートメント剤をつける。
ポイントは、決して頭皮につけないこと。
トリートメントは、髪の毛の水分と脂分を補うためなので注意しよう。

8．丁寧にすすぐ。

トリートメント剤は、ある程度残した方がいい……というのは間違い。
十分に髪の毛に浸透しているので、しっかり洗い流す。

9．タオルドライする。

髪の毛の水分をタオルで優しく、押さえるように拭き取る。
ゴシゴシと拭き取ると、頭皮へのダメージとなるのでよくない。

10．ドライヤーをする。

頭皮の水分をドライヤーで乾かす。
雑菌繁殖の要因になるため、自然乾燥は絶対NGだ。

以上が、ヘアケアの一連の流れだ。
シャンプーは2回行っているが、乾燥頭皮の人はもちろん1回で構わない。
前述した、自分の頭皮タイプに合わせてシャンプー／トリートメント剤を選び、毎日の適切なヘアケアを心がけてほしい。

おわりに

薄毛や頭痛などは、頭皮の血行不良が関係している。
そこでオススメなのが、セルフマッサージだ。
ポイントは、シャンプー前に行うこと。
頭の両脇 → 頭のてっぺんの順に、数分間のマッサージを行う。
特に、頭の両脇は凝り固まった筋肉があるので、指の腹を使って、円を描くように揉みほぐそう。
1日の疲れを取るように、ゆっくりと。
リフレッシュ効果もあるので、オススメだ。
もちろん、最も効果的なのは、専門のヘッドスパを定期的に訪れること。
「美容品や美容専門店は、女性だけのもの」という考えは古い。
男だからこそ、そのような場所に訪れることがステータスになる。
積極的に利用して、身も心もお洒落な男前を目指そう！

ただし、真のイケてる男、粋な男は、見た目だけではない。
薄毛でもイケてる男性は少なくない。
経験から生まれる自信や知識、配慮などを持ち合わせたことが条件となることをお忘れなく。