女もつらいよ!デリケートな女のカラダを知って、女性を知る~生理編~
男性と女性のカラダは、大きく異なる。
女性の体はデリケート・・・頭では分かっている・・・。
だが、突然のデートのキャンセル。ワケもなく不機嫌・・・。
そんな彼女や奥様に、思わず舌打ちしてしまうことはないだろうか。
男にとって、なかなか知る機会が少ない女性のカラダ。
今回は、女性を知る上では外せない「生理」についてのキホンの基を説いてみたい。
少しの理解が、女性との付き合い方を大らかにする手助けになれば幸いだ。
生理痛はなぜ起こる?
まず、出血のワケを知ることが必要。
女性の体は、意思にかかわらず、2つの代表的な「女性ホルモン」が変動している。
そして、望むと望まざるとに関わらず、毎月、妊娠の備えをするようにできている。
月に1度、受精卵を育てるベッドを作るが如く「子宮内膜」が厚くなるのだ。
生理が来る=妊娠していない、ということはお分かりだろう。
妊娠が成立しなければ、作った厚みの分は不要となり、血液と共に体外へ排出される。
これが生理の仕組み。女性はこの過程を毎月繰り返している。
生理痛は、子宮の内膜が剥がれる時の痛みなのである。
生理痛の症状とは?
彼女や奥様は、生理についてあなたに話しているだろうか。
普段と変わらないように見えて、冷や汗が出る程の苦痛を我慢しているケースは少なくない。
生理痛には個人差があるが、最も多いのは、腹痛、腰痛、頭痛。
その他にも、胸の張り・痛み、吐き気、下痢、便秘、肌荒れ、むくみ・・・
イライラ、怒りっぽい、泣きたくなる、憂鬱、無気力などの情緒不安定・・・
これらは、すでに生理の1週間程前から起こることが多い。
痛みの感触は、腹部に差し込むような痛み、針で刺されている・強くねじれる・殴られている、
お腹や腰に漬物石がある、二日酔いの頭痛と筋肉痛が混った倦怠感・・・・
この痛みを想像してみては、いかがだろうか?
こんなこと「理解してもらえない」「逆にイライラされるのが嫌」など、言うことをあきらめている女性も多いのだ。
彼女や奥様の生理周期を知ろう
生理周期(生理が来てから次の生理の前日まで)は、平均28~30日。
約1か月の間に「4つの周期」がある。
2.卵胞期・・・体も心も絶好調(生理終了後1週間)
3.排卵期・・・好調~じんわり下降(排卵の週)
4.黄体期・・・不安定(生理前1週間)
これらは、「女性らしさを作るホルモン」と「妊娠のためのホルモン」の2つが変動することで起こる。
約1週間ごとに体調が変わり、体も心も調子が良いのは半月に満たないのだ。
本当は、「体も心も絶好調でいたい」「セックスも拒みたくない」「明るく過ごしたい」・・・
だが、思うようにいかない一時期。
彼に悪い・・・と思いつつ、理解して、許してほしいのだ。
そんな本音が隠れていることが解れば、接し方のヒントになり、あなたのモヤモヤ緩和にも役立つだろう。
おわりに
女性は何かと色々大変であることは、頭で分かっていても、気遣いまでは繋がらなかったのが多くの男性ではないだろうか。
女性のカラダの仕組みなど、詳しいことは分からないのは当然である。
だが、知らなくて当然だと思うか、少しでも理解しようと思うかは、大きく違うのではないだろうか。
これから、何か特別なことをする必要などない。
少しだけ気にかけてあげる、聞いてあげるだけでいいのだ。
彼や旦那様が、理解者でいてくれたら、何より安心でうれしいもの。
少しでも女性への「優しさ」「配慮」になれば幸いだ。