買う？レンタル？共有する？～カーシェア利用から見えた新しいクルマの使い方を探る。

戦後、モノを生産して次々と消費者が購入し、所有するという時代が続いていた。
ローンを組み大きなお金を支払うことで、家や車を自分のモノとして手元に置くことができた。

ところが、今は「モノを所有」から「モノはシェア」する時代へと変わりつつある。
外国観光客の民泊場所として、世界ではポピュラーとなっている「Airbnb(エアビーアンドビー)」をはじめ、自家用車をタクシーとして提供できる「Uber(ウーバー)」など、各ジャンルにおいてモノをシェアすることがトレンドになってきている。

そして、車も同様のサービス「カーシェア」が、展開されている。
そのシェア1位が「タイムズカーシェア」である。
私はこのサービスを知ったのがつい数ヶ月前であったが、利用し始めるとコストパフォーマンスや利便性が非常に高いということがわかった。

そこで、実際に利用した明細やカーシェアの仕組みを撮影した写真を使って、利用者だからこそ分かるカーシェアを利用するメリットなどをご紹介していきたい。

そもそも、カーシェアとレンタカーとの違いとは？

カーシェアはレンタカーとは少し違う。
大きな違いは、15分単位で好きな時間に車を借りることができることである。
レンタカーであれば、6時間などに区分され、営業時間も8時から20時というように決められている店舗が多く、普段使いには、勝手があまり良くない。
長時間利用するのであれば、コストパフォーマンスはレンタカーに分があるが、4時間以内の短時間利用においては、カーシェアのコストパフォーマンスは非常に高くなる。

カーシェアのメリットを活かしやすいシーンとは？

私自身も数か月前までは車を所有していたが、カーローンや保険などの維持費が月5万円を超えることがわかったため、カーシェアの利用に乗り換えている。
そこで、どんな使い方が便利なのかをご紹介する。

１．特定の場所への行き帰りの交通手段として使う

私の妻が妊娠して、毎週病院へ送り迎えをしていた。
車の往復で1時間。
検診時間は約1時間で合計2時間の利用である。
このような、病院のほか、買い物、近場のデートなど特定の場所に行くためだけに利用する場合、車を使う時間は短時間になりやすく、カーシェアのメリットを効果的に享受することができる。

２．駅から離れたお客様先への訪問に使う

営業でお客様先へ訪問する際、お客様の拠点が駅から離れていると、バスやタクシーを使う必要がある。
ただ、バスの本数が少なかったり、駅から距離がある場合は、タクシーでも結構お金がかかったりする。
そのような場合、カーシェアを利用することで機動力が格段にあがる。
お客様先が近くに複数ある場合は、そのままカーシェアを使い続けることもできる。
ビジネスシーンだけでなく、お子様の塾の送り向かいなども同様である。

３．雨など足元が悪い時に

近距離でも天候次第では、時間は要するものだ。
お客様が自社へ訪問された際に、外は雨が降っていて足元が悪い時、自社で車を保有していなかったとしても、カーシェアを使って近くの駅などへ送迎をすることができる。
このようなちょっとした気遣いが、顧客満足度や家族満足度を上げる一因にもなる。

カーシェアは意外とお得！
3時間の利用であれば、保険フル装備利用で約3,000円に収まる

ここで実際に利用した際、メールに送られてきた利用明細をご覧いただきたい。

レンタカーの最短利用時間は6時間で、保険をフル装備すると5,000円はかかるだろう。
2時間だけ利用したい場合でも6時間借りた時と同じ料金となる。
一方、カーシェアは使った時間だけ課金されるため、料金を低く抑えることができる。

また、課金制のタイプではガソリン代を支払う必要も無い。
短い時間で利用回数が多い方にとっては、非常にお得な仕組みになっている。

カーシェアの利用方法は、非常に簡単！

1.インターネットで利用予約

予約はインターネットで行う。
タイムズカーシェアはアプリ公開されており、アプリから近くの駐車場を探すことができる。
また、利用車種も好きなものを選択することが可能だ。

2.タイムズのカードで車の鍵を空ける

予約した時間になったら、車が止まっている駐車場へ向かう。
車の側面か後方にカードをタッチする場所があり、そこにカードをかざすと車の鍵が開く仕組みだ。
だいたい予約12分前から利用することができる。

車の中に鍵が格納されているため、取りだして車を利用していく。

3.自分で駐車場に車を返却

車の利用が終わったら、出発した駐車場に車を戻す。
所定の場所に駐車が完了したら、鍵を格納してあった場所に戻し、外からタイムズのカードでタッチをして車の鍵をかける。
これで返却手続きは完了だ。

予約した時間よりも早く用事が済んだ場合は、利用した時間だけ課金される仕組みになっているため、利用者にとっては返却時間が早くなるほど、料金を低く抑えることができる。

おわりに

ここまで、カーシェアのコストパフォーマンスの高さや使い方をご紹介してきた。
ポイントとしては、

という3点が挙げられる。
まずは一度、デート、家族でのおでかけや買い物、ビジネスシーンで、カーシェアを利用して、その利便性を体感してみるのはいかがだろうか？