リアルな情景を小さな世界に。 生ける模型・ジオラマの息吹を撮らえたInstagram 5選。
子供の頃、プラレールに夢中になった。
青い線路を繋ぎ合わせ、自分だけの想像の世界を創り上げていく。
あなたの中にも、遠い昔の記憶として残っているのではないだろうか。
しかし、それを大人になった今でも、リアルな情景をジオラマ(模型)として、再現している人たちがいる。
その世界は、ひとつの芸術作品だ。
今回は、画像投稿アプリ・InstagramにUPされた、小さくも美しい、ジオラマの世界をご紹介。
夢中になって自分だけの世界を創っていた、あの頃を思い出して頂ければ幸いだ。
1.tomotop57aさん
昭和43年に誕生、平成24年に廃止した『日本海』。
かつて、大阪駅〜青森駅の長距離区間を結んでいた人気の寝台特急である。
写真を撮る、実際に乗ってみるなど、鉄道オタクには色々種類があるが、ジオラマを作るのも愛情表現のひとつだろう。
現役ではもう二度と見られない列車を、自分の手で小さな世界に再現する。
それが、ジオラマの醍醐味であり、存在意義なのだと思う。
2.kosei_hana
二度と見られないのは、列車だけではない。
時代の移り変わりによって、”景色”そのものが消え去っていくだろう。
例えば、昭和の名残を感じる、のどかな田舎風景。
赤と白の旧型バスがその象徴だ。
「そうそう、あの頃はこんな雰囲気の街に住んでいた……」と、音や香りまで、思い出せそうな1枚である。
3.abeisamuさん
ジオラマの魅力は、その再現力の高さだ。
列車、風景、建物はもちろん、映画のワンシーンを創り出すこともできる。
例えば、2015年12月から新しいエピソードが始まった『スターウォーズ』。
物語、世界観をそのまま再現したジオラマは、写真や映像、3D映画よりもリアリティに溢れている。
4.senbei.ishikawaさん
写真の撮り方次第で、その世界観は大きく変わる。
例えば、senbei.ishikawaさんの収めたジオラマ写真は、まるでその場に立っているかのようだ。
細部に至るまで装飾にこだわり、街並みをリアルに再現、そんなジオラマの真骨頂を垣間見ることができる。
ジオラマ写真を撮る機会があれば、四方面からじっくり眺めてみて、よりリアリティを感じられる1枚を収めてみよう。
5.yukari_mwmさん
こんな街に住みたい……
日本の古風な長屋、ヨーロッパのお洒落なレンガ住まいなど、誰しもが住んでみたい、憧れの街を胸に秘めているだろう。
それを自らの手で表現するのも、ジオラマの活用方法。
ちょっとした旅行気分に浸れるのだ。
おわりに
ジオラマの写真だけでは物足りない!
という人は、実際にジオラマの作品が展示されている施設へ足を伸ばそう。
例えば、2012年にOPENした、横浜みなとみらいの『原鉄道模型博物館』。
世界的に有名な鉄道模型製作・収集家 原信太郎が館長を務めるジオラマ博物館だ。
世界最大級のジオラマも展示。
小さな世界に収められた、リアルな空気感を、あなた自身で体感してもらいたい。
住所:〒220-0011 神奈川県横浜市 西区高島1−1−2 横浜三井ビルディング2階
電話:045-640-6699
入館料:大人 ¥1,000
開館時間:11:00~18:00(最終入館 17:30)
閉館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌営業日に振替)
http://www.hara-mrm.com/