本と自然の香りを一度に味わえる！岐阜の最新スポット「ぎふメディアコスモス」

今年７月、岐阜市に新たな施設がオープンした。
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は、＜知の拠点＞の役割を担う市立中央図書館、＜絆の拠点＞となる市民活動交流センター、多文化交流プラザ及び＜文化の拠点＞となる展示ギャラリー等からなる複合施設だ。

「ひとりでフムフム　あなたとドキドキ　みんなでワイワイ」

メインとなる市立中央図書館は、所蔵数30万冊（今後、年３万冊ずつ増やす予定）、座席数910席とかなり広い。
館内にはドリンクを片手に読書ができるリーディングカフェスペースや、岐阜城を眺めながらゆっくりと読書を楽しめる金華山テラスがある。
また、国内・海外のファッション情報を提供し、「アパレルの街・岐阜」を支援するファッションコーナーもある。
館内はWiFi接続も可能だ。

伊東豊雄が設計した「グローブ」と「木製格子屋根」

建物の見どころは、半透明で床から浮かんだ、逆さまの漏斗形状のかさ、「グローブ」だ。
自然光をおだやかに室内に拡散させ、夜にはグローブ内に設けられた照明のシェードにもなる美しいデザイン。
木製の屋根は格子状になっており、ヒノキ材を積み重ねてつくられている。
ヒノキ材は全て、岐阜の県産材である「東濃ひのき」だ。
設計したのは、建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」も受賞し、世界的にも評価の高い建築家、伊東豊雄氏。
一見の価値ありである。

子ども連れもOK！　カップルのデートにも使える！

図書館の中には、靴を脱いでのびのびと本を楽しめるスペース「親子のグローブ」がある。
また、中学生・高校生のためのエリア「ヤングアダルトのグローブ」もあるので、その年代のお子さんがいる方にもオススメだ。
子育ての悩みに応える本を集めた「育児支援コーナー」もある。
また、イルミナード（並木道のイルミネーション）は、12/12から来年2月中頃まで開催予定。
クリスマスシーズンのデートにも最適だ。
駐車場は約300台。料金は30分100円だが、施設利用者は所定の手続きによって入庫後２時間まで無料となるので、家族連れやカップルも利用しやすい。
休日のドライブがてら立ち寄ってみるのもいいだろう。

施設内にはコンビニやカフェも

１階にはローソンがあり、来年２月にスターバックスが出店する予定だ。
全国に1,100以上の店舗を持つスターバックスが、直営で公共施設に出店するのは今回初。
店舗面積約１８０平方メートルに６１席を設ける予定だ。
地元住民を中心に、ますます多くの人で賑わうスポットとなるだろう。
美しい並木道と、自然豊かで落ち着きのある空間。
たまには緑を感じながら、ゆっくりと読書を楽しむことをオススメしたい。