初心者でも失敗しないアート購入！最初に気をつけたい４つのポイント

アートの楽しみはなにも美術館や展覧会で鑑賞するだけではない。
アートには所有する歓びがある。

個人的な部屋に飾れば、あなたの思考を広げてくれるだろう。
ときにはリラックスタイムを演出する。
リビングにおけば、家族や友人とのコミュニケーションツールとなる。

朝起きて出かける前に眺め、夜寝る前に眺める。
落ち混んだときに、感情が高まったときに眺める。
そうするうちに、あなたとアートの多様な関係性が生まれてくる。アートを所有するとはそういうことだ。

あなたに合ったアートを見つけるために

では、どんなアートを飾ろうか。まずは手に届くものからがいいだろう。
なにも高価なものがアートなわけではない。
あなたがなにかコンセプトを感じたもの、つまり世の中のすべてがアートになりえる。
まずは、あなたのフィーリングで購入する。部屋の好きな場所に飾り、気分が変われば配置を変える。
すると、なにが好きなのかわかってくる。

思い切って高価なものを購入するなら、なにか記念日がいいだろう。
あるいは、購入した日を記念日にしてもいい。
記念に買ったと思えば、たとえ失敗したと感じても少しは気が楽だろう。

作品をどこにどう飾るか

ここからは、アートとより上手に付き合っていくためのテクニカルな話について。
まず、作品をどこにどう飾るかである。
つまるところ、あなたのセンスで配置すればいいのだが、基本的なイロハがあるので参考にされたし。

ポイント１　リビングは人と共有できるアートを

リビングは人の集まる場所だ。だから、あなたが人とどのように関わっていきたいか、集まったときにどのような雰囲気を演出したいか、考えてみてほしい。

華やかさを求めるならば、色彩豊かでダイナミックな絵画がいいだろう。
落ち着いた印象にしたければ、モノクロの写真やシンプルな線画を飾るといい。

ではどこに配置するか。リビングの壁を見渡してみる。
ソファなど低い家具の上に、ぽっかりと空間がないだろうか。そこを使うといい。
下に位置する家具の半分くらいの大きさのものを飾ると、空間が引き締まる。

ポイント２　寝室は心が落ち着くような作品を

プライベートな空間は、あまりごちゃごちゃしないほうがいい。
心が落ち着くような作品を飾る。
また、寝室はほこりが舞うため、それが付着しないよう額に入れたほうがいいだろう。

ポイント３　玄関やトイレは、ちょっと攻めたアートを飾る場所

個性的で飾るのに勇気が必要な作品もあるだろう。
そういったものは、玄関や書棚、トイレなどの小さな空間に飾るといい。
限定されたスペースゆえに、部屋全体の印象を損なわずにすむ。

ポイント４　アートのある部屋と長く付き合っていくために

作品は作者の手元を離れても、あなたの家で成長し続ける。
愛でれば輝くし、反対に劣化もする。だから思いやりをもって管理すること。
まずは、直射日光を避け、風通しをよくすることに気をつけよう。
余裕があれば、アクリル板の額に入れるといいだろう。作品に照明をあてるのもいい。

いかがだっただろうか？　休日は、作品を見に出かけてみてはいかがだろう。部屋に置くとしたら？　そういった見方で眺めるとわくわくする。少しでもアートを所有することの楽しみを感じていただければ幸いである。