いつも写真フォルダがパンパン!そんな人にオススメの写真保存・管理クラウドサービス5選。
少し奮発したランチ/彼女や家族との旅行/美しい風景や建築物
日常的に使うカメラがフィルムからデジタルへと変わり、そんな思い出のワンシーンを手軽に写真に残せるようになった今日。
しかし、PCのHDやmicro SDに入っている膨大な量のデータを管理するのはなかなか一苦労だ。
そこでオススメなのが、最近になって続々と登場しているクラウド型の情報管理サービス。
デジカメ・PC・スマートフォンなど、複数の媒体を介してデータを一括管理できる。
今回は、スグにシャッターを切ってしまう撮影好きなあなたにオススメのクラウドサービスをご紹介しよう。
そもそも、『クラウド』ってなんのこと?
クラウドコンピューティング、略してクラウド。
簡単に言えば、ネットワーク上にある“架空のコンピュータ”のことだ。
このクラウドを活用したデータの記憶管理システムのことを『クラウドストレージ(オンラインストレージ)』と呼ぶ。
ちなみに、ストレージとは記憶のこと。オフラインストレージは、PCのHDやUSBメモリに当たる。
そんなクラウドストレージを、各社がサービスとして展開。
データを自分のPCや携帯端末などではなく、インターネット上に簡単に保存することができる。
自宅・会社・外出先など様々な場所で、PC・スマートフォンからデータを閲覧・編集・アップロードが可能なのだ。
また、家族や友人達とデータを共有する際にも大活躍。
一昔前は、わざわざデータをUSBメモリに保存する手間があったが、現在はクラウド上にデータをアップロードしておけば、例え膨大な量であっても瞬時に移動・共有できる。
以下から紹介する5つのクラウドストレージサービスは、それぞれに特色がある。
あなたにとって、使い勝手の良いものを選んでほしい。
1.Google Photos
2015年に発表されたクラウドストレージサービス。
Googleとの連携が取りやすいAndroid端末を使用している人には特にオススメだ。
ポイントは以下の4点。
2.1,600万画素の写真を枚数無制限でアップロード可能。
3.写真を共有する場合、アクセスするためのURLを発行できる。
4.写真に名前をつけておけば、検索ワード機能で瞬時に探し出せる。
試しに、筆者の一眼レフカメラで撮影した写真をアップロードしてみた。
サービスによってはクラウドに保存することで画質が粗くなる場合があるが、Google Photosでは元の画素数と遜色なく綺麗なままなのには驚いた。
ちなみに、最新ミラーレス一眼の画素数は1600万画素、iPhone6は800万画素。
無料なので、Googleアカウントを持っている人はさっそく試してみてほしい。
2.OneDrive
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
PCのOSがWindowsの人にオススメ。
マイクロソフトが提供しているクラウドストレージサービスだ。
元々入っているOSのバージョンがWindows8.1以上の人はプリインストールされている。
ポイントは以下の3点。
2.画像認識機能があり、自動的にタグが付加される(例:♯動物、♯猫)。
3.オンライン上でWordやExcelなどのオフィス製品を編集・共有可能。
注目すべきは、タグワードを自動的に付加してくれること。
いちいち写真に名前を付ける手間がなく、タグワードを検索すれば求める写真がすぐに見つかる。
また、Microsoft Officeを日常的に利用している人にもオススメ。
OneDrive上で共同作業・編集・共有ができるので、他者とのやりとりがスムーズだ。
3.しまうまアルバム
高品質・低価格の写真現像が魅力の『しまうまプリントシステム』が提供するクラウドストレージサービス。
写真をアップロードすることで、フォトブック作成や写真の現像をワンステップで注文することができる。
ポイントは以下の4点。
2.写真の撮影日で簡単に自動整理。
3.クラウドストレージ上で写真の編集ができる。
4.各種プリントサービスと連携しており、簡単に印刷可能。
写真データは、プリントに適した容量で保管されるものの、保管制限はなし。
いくらでもアップロードして、あなただけのフォトアルバムをネット上につくれる。
高品質のネットプリントサービスと連携しており、Lサイズの写真プリントは1枚5円から、文庫サイズ36ページのフォトブックは1冊198円から注文できる(いずれも税別、送料除)。
利用上で注意したい点が2つ。
まず、ネットプリントサービスを利用してから1年以内に再利用しない場合、保存データが削除される。
また、あくまでも“保管”ができるのであって、クラウドから写真を“取り出す”ことはできない。
写真のプリントを多用する人にオススメだ。
4.家族アルバム みてね
子どもの写真を、家族みんなで共有したい。
パパ、ママ、おじいちやん、おばちゃん、兄弟姉妹、親戚など、家族間で子どもの写真を共有できるクラウドストレージサービス。
スマートフォンで容易に撮影が可能になった現代にピッタリの家族アルバムだ。
ポイントは以下の4点。
2.アップロード容量は無制限。
3.アップロードされた写真にコメントを記入できる。
4.登録された家族が写真を閲覧したら「みたよ履歴」が更新される。
一番の特徴は、写真にコメントを書けることだろう。
アップロードした写真を撮影した人の気持ちや状況の説明、遠くに住んでいる孫の姿を見たおばちゃんの感動など、互いに想いを伝え合える。
オンライン上でのコミュニケーションができるわけだ。
20本以上の動画から1秒ずつ切り取り、繋ぎ合わせてオリジナルムービーを自動作成できる独自機能『1秒動画』も見逃せない。
日ごとに成長する子どもの姿を共有したい人にピッタリである。
5.Facebook
SNSでお馴染みの『Facebook』。
実は、クラウド上に簡単に写真アルバムを作ることができる。
写真データの保管場所に迷っているなら、とりあえず馴染み深いFacebookを利用するのもアリだろう。
ポイントは以下の4点。
2.2048画素の高画質写真を無制限で保存可能。
3.一度に1,000枚の写真をスムーズにアップロードできる。
4.アルバムに画像保存されると同時に、タイムラインにも投稿が表示。
なんといっても、その手軽さがウリ。
日頃からFacebookを使っている人なら、直感的に写真をアップロードできるだろう。
タイムライン上に投稿が表示されるので、自分の撮影した写真を他者に見てもらいたい欲求が強い人にもピッタリだ。
ポートフォリオとして活用するのもアリだろう。
コメント投稿を使わず、閲覧することがメインの人も、写真の投稿で「いいね!」を狙ってみては?
おわりに
巷で話題となっているサービスを中心に紹介したが、これら以外にも似通ったものはたくさんある。
そして、今後も個性的で便利なサービスがどんどん登場するだろう。
「自分が一番求めているポイントは何なのか?」を意識しつつ、ピッタリのクラウドストレージサービスを見つけてほしい。