しっぽり大人デートにピッタリ! 梅雨の風物詩・紫陽花を愛でるスポット 3選。
どんよりとした、重たい雲が空を覆う。
そんな天気が長らく続く、梅雨の時期が今年もやってきた。
しとしとと降る雨の休日はどうしても出不精になりがち。
その気持ちは分からなくもないが、せっかくならこの時にしかできないことを見つけて、梅雨を乗り越えようじゃないか。
そこでオススメしたいのが、紫陽花の鑑賞巡り。
近所にも咲いているので見逃しがちだが、梅雨の時期にしか見られない花。
鮮やかな藍色と相まって、その儚さが美しいのだ。
今回は、そんな紫陽花を見られるスポットをご紹介。
東京からアクセス可能な場所に絞ったので、デートコースの参考にしてもらいたい。
全国有数の紫陽花名所・鎌倉の長谷寺
1年を通して見所満載の観光名所、鎌倉。
梅雨の時期には、紫陽花が彩るスポットもたくさん。
なかでも、長谷寺がおすすめで、北鎌倉の明月院、極楽寺の成就院に並ぶ、”アジサイの三大名所”に数えられている。
5月下旬から早くも咲き始め、本格的な見頃を迎えるのは6月中旬。
遠くには由比ヶ浜を臨むことができ、海と紫陽花が織りなす自然美に酔いしれるだろう。
都会から少し離れ、落ち着いた時が流れる鎌倉。
しとしとと降る雨の下、ゆっくりと雰囲気に浸れるはずだ。
15,000株が咲き誇る、東京サマーランド
日本最大級の流れるプールで有名な、東京サマーランド。
普段は親子連れやカップル、学生などで賑わう場所だが、その一角にあるハイキングコースでは、約60種類・15,000株もの紫陽花が植えられている。
特に7月上旬から咲き始める”アナベル”という品種は必見。
真っ白な紫陽花が山の斜面を埋め尽くす、別名:アナベルの雪山はこの時期にしか見られない絶景だ。
その機会を逃してしまっても、その次には鮮やかなピンク色の紫陽花が見頃を迎えるのでご安心を。
紫陽花の開花情報は電話でも問い合わせられるので、上手く活用してもらいたい。
電話:042-558-6511
開催日:例年6月上旬〜7月上旬
開園時間:平日10:00~17:00 土日9:00~17:00
入園料:大人600円
公式URL:http://www.summerland.co.jp/guide/familysports_ajisai.html
箱根登山鉄道で観る、優艶な夜の紫陽花
開花時期は6月中旬頃。
箱根登山鉄道の沿線脇に、彩り豊かな紫陽花が咲き乱れる。
この時期は特別ダイヤとして“あじさい電車”が運行しており、紫陽花鑑賞のために速度を落としてくれるのだ。
昼間も運行しているが、おすすめは夜間。
沿線6箇所のライトアップポイントに照らされて、夕闇に浮かぶ紫陽花はとても妖艶な姿。
いつもとは違う、幻想的な紫陽花を観ることができる。
“夜のあじさい号”と銘打って、全席指定の電車も運行している。
この時ばかりは、雨が降っていてほしいと願うばかりだ。
おわりに
藍で染めたような花が、たくさん集まって咲き誇る。
そんな様子を表した”集真藍(アズサアイ)”が、紫陽花の語源とされている
どんよりとした灰色の空とは対照的に、紫陽花はとても色鮮やか。
そこには、「気分が落ち込みがちな梅雨の時期に少しでも彩りをもたらそう」という、想いが込められているようにも感じる。
どうしても塞ぎ込みがちな季節だが、紫陽花鑑賞を楽しみのひとつに、しっぽりと大人デートを楽しんでみてはいかがだろうか。