人に「名前」を覚えてもらえるコツ…初対面のアピールに依存していませんか?
人に名前を覚えてもらう。
ビジネスシーンにおいて「あなた」を売り出すための第一関門だ。
今まさに、あなた自身の転勤・転職。
自分自身が変わらなくとも、クライアントの配置換えなどの状況で、多くの新たな人との出会いがある季節だろう。
初対面の人との第一印象を気にし、身なり、話し方などが、気になる頃だろう。
それは、まずは名前を覚えてもらい。好印象を持って欲しいからだ。
それは、営業などだけに限った話ではない、内勤者も同じだ。
社内で「あなた」を理解してもらうことが、「仕事」を円滑に回す中で、いかに重要なポイントであるかは、多くの方が感じていることだろう。
多くの方にとって、重要な事柄「あなた」という人を認識してもらい、どのような行動を取っていけば、新たに出会った方と、信頼関係を築き、活躍できるようになるのだろうか?
ただ、イベントに参加しているだけでは、始まらない。
新しい環境では、様々なイベントが開催される。
例えば、顔合わせの訪問やミーティング。飲み会の場合もあるだろう。
さらに自発的な人は、異業種交流会などのイベントに参加する人もいるだろう。
あなたを知ってもらうためには、そのようなイベントに顔を出していく。
俗にいうところの「顔を売る」ということだ。
ただイベントに参加しているだけでは、実は何も起こらない。
その場で自己紹介をしたとしても、相手は名前などをすぐに忘れてしまう。
あなた自身も、そうではないだろうか?
多くの人と名刺交換をした翌週には「この人」誰だっけ?と顔すらでてこない経験がある方は少なくないはずだ。
「あなた」を認識してもらうためには?
「あなた」を認識してもらうには、
「人は信頼に値する相手と、一緒に仕事をする」
を意識しておくことだ。
思い返してみて欲しい。
B:年に2回、イベントのみで、会って話をする人
あなたは、どちらの人間を信頼するだろう?
圧倒的に前者の方が、強い信頼、濃い関係になっていることだろう。
それは、一緒に仕事をすることによって、お互いが考えていることや、行動の特性、強みや弱みなど、その人の性格、仕事ぶりが、手に取るようにわかる。
一緒に仕事をすることによって、相手が信頼に値する人なのかを、お互いが判断できるようになる。
信頼関係には「時間」が必要なのだ。
その信頼は、短時間のイベントに参加しただけでは、築き上げることは不可能であることの証明だ。
ただし、このことは、初めて会う人との信頼ある関係を構築するのにあたり、大きなヒントだ。
継続的に「あなた」を発信し、目に触れてもらう
一緒に仕事をする前に「あなた」を認識してもらう方法がある。
それは、あなたが、「どんなスキルや知識を持ち、どんな考えを持っているのか」を継続的に、相手に伝えることだ。
こんな本をよく読んでいる。趣味で海外旅行で行っている。そんなこともアピールの1つだ。
さらに、あなたが作成した成果物を「継続的に」発信して、人の目に触れさせることも一つの方法だ。
実際、私自身、比較的アナログな部員が多い組織の中で、広報部員として活動している。
私は、ホームページのリニューアルやホームページ更新、メルマガの配信、レポート記事の作成などのサイト運用を手掛けている。
そのキッカケは、私自身のブログやSNSなどの経験をアピールした結果、「Webに強い人△△△さん」というイメージを作り上げ、これらのWeb運用を任せられるに至った。
そんなイメージは、あなたの大きな武器になることだろう。
○○の△△△さん
○○を印象付けをさせてこそ、初めて名前を覚えてもらえると言えるのでは、ないだろうか?
あなたが獲得したそのイメージは、「信頼に値をする人」すなわち「一緒に仕事をしたい人」と直結してくる。
ただし、ここでのポイントは「継続的に」というところである。
1回や2回、成果物を発信しただけでは、あなたのことを、すぐに頭の中で想起されるようにはならない。
継続的に価値のある成果物や、あなた自身の考えを発信し続けることで、はじめて、あなたの認識、信頼に値をする人と認識してもらえるのである。
おわりに
「あなた」を知ってもらうためには、あなたの仕事ぶりを相手に見てもらうことが、効果的である。
人から伝え聞くことも良いが、自分の目や頭で感じたことの方が、圧倒的に確かなイメージとして優先される。
あなたが、もし何かに参加する機会があるのであれば、自分で発表する機会を作ることができないか考えてみよう。
発表する機会があれば、それは大きなチャンスである。
相手に自分の知識を教えるだけで、得にならないと思う方もいるが、決して、そうではない。
発信することができれば、あなたのことを多くの人に知ってもらい、思いがけないことが、実現するきっかけとなるだろう。
発信をしてる人に、人や情報は集まるのだ。