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複雑怪奇な配管が“男心”をくすぐる 幻想的な『工場夜景』の魅力を覗く。

あなたは、『工場夜景』という言葉を耳にしたことがあるだろうか。

発祥の地は、神奈川県・川崎市の臨海部に広がる『京浜工業地帯』。
夜間のプラント作業用に灯る明かりがとても美しく、2008年に行われた試験的に行われたモニターツアー『ドラマチック工場夜景ツアー』で人気に火が付いた。
その影響は全国に広がり、北海道・室蘭市、三重県・四日市市、福岡県・北九州市、山口県・周南市、尼崎市を加えて、『日本六大工場夜景』と称されている。
そんな幻想的な工場夜景をカメラに収めるプロ・マニアも多く、画像共有アプリ『Instagram』に投稿されている写真は多数。
今回は、その中から5人のユーザーにスポットライトを当ててみた。

1: masa.105さん

@masa.105が投稿した写真

写真は、和歌山県・有田市にある『東燃ゼネラル石油』の工場。
1941年に操業を開始し、建設から70年という長い歴史を持っている。
ガソリンなどの一般燃料や航空用のガソリン、各種潤滑油を生産しており、日本の産業や航空業を支えている。

masa.105さんが写す写真は、いずれも幻想的。
日本中が寝静まったあとも、ひっそりと稼働し続ける工場の健気さをカメラに収めている。
東燃ゼネラル石油の和歌山工場には度々足を運んでいるようで、これからも様々な表情を楽しめることだろう。
そのほか、神戸のメリケンパーク、京都の寺院など、四季折々の美しい風景写真もある。
日本の美しさを再確認してみてはいかがだろうか。

2:yusuke.k023さん

yusuke-katsumuraさん(@yusuke.k023)が投稿した写真

写真は、三重県・四日市市にある『四日市市コンビナート』。
昭和30年代に形成された、日本で初めての石油化学コンビナート。
大気汚染や工場排水による公害が問題になったが、日本の経済を長らく牽引している。
工場鑑賞愛好家から『聖地』と称され、その美しい光景を写真に残すファンも多い。

その1人が、yusuke.k023さん。
色合いの綺麗なコンビナートは、まるで1枚の絵画のよう。
複雑怪奇、迷路のような工場が写し出されている。
そのほかにも、工場夜景を中心とした写真を多く公開しており、夜景100選にも選ばれた岡山県・倉敷市の『水島コンビナート』、神奈川県・川崎市の『東亜石油京浜製油所』など、様々な地域の工場の姿を楽しむことができる。

3:mitsut830さん

Mitsuさん(@mitsut830)が投稿した写真

写真は、福岡県・苅田町にある『三菱マテリアル』の工場。
日鉄金属・セメントなどの基礎素材を主に手がけており、その生産力は国内最大級。
全国にある4カ所のセメント工場の中でも、主力工場となるほどの大きさである。

4300人以上のフォロアーを抱える、mitsut830さん。
要塞のような圧巻のセメント工場と水面に映る灯火が見事に調和しており、1つのアート作品といっても過言ではない1枚である。
夜景ではないが、昼間に写された三菱マテリアルの工場の写真も面白いので、ぜひ見てほしい。
うねうねと這うように設けられた配管の気持ち悪さが、良い意味でクセになる。

4:myu_miさん

@myu_miが投稿した写真

写真は、岡山県・倉敷市にある『水島コンビナート』。
先述した通り、美しく光る工場の夜景が『夜景100選』に選ばれた。
瀬戸内海を望む総面積約2500haの超巨大コンビナートで、石油精製、鉄鋼生産、自動車製造など、重化学工場として発展を続けている。

そんな水島コンビナートをカメラに収めた、myu_miさん。
コメントに「2016年も配管を愛でる」と書かれている通り、写真の主役は複雑に重なり合った配管。
磨き上げられた銀食器のような輝きを放つ、この配管こそが、夜景100景に選ばれた要因なのではと感じさせるほどの美しさである。
そのほか、哀愁ただよう廃墟の写真も必見。

sakura_kiisaさん

sakuraさん(@sakura_kiisa)が投稿した写真

写真は、工場夜景発祥の地である、『京浜工業地帯』。
東京都・大田区、神奈川県・川崎市・横浜市を中心に、複数の工場群が織りなす夜景は、全国的に注目されている。
機械工業を中心に、重化学工業が発展。
かつては全国最大の生産額をあげていた、日本を代表する工場である。

sakura_kiisaさんが写した1枚も、京浜工業地帯のひとつ。
ハンドルネームと同じく、うっすらとした桜色が特徴的で、無機質に輝く配管によく映える。
『工場萌え』という言葉が似合う夜景だ。
フォロアー2,000人以上を抱えるsakura_kiisaさんの写真は、いずれも殺風景な都会の風景を生き生きと写し出している。
最先端を突き進む、現代建築のスタイリッシュな風貌に酔いしれてみてはいかがだろうか。

おわりに

ゴツゴツしていながらも、どこか繊細で儚い姿に、男心がくすぐられる。
写真の良し悪しは分からなくても、暗がりのなかに浮かぶ怪しげな容姿、複雑怪奇に張り巡らされた配管、日本産業の灯火を感じさせるプラントの青白い光、それらをじっくり見るだけでも時間を忘れられるだろう。
また、工場夜景の楽しみ方はそれだけではない。
各工場では、屋形船に乗って海から工場を眺められる夜間クルーズなどを企画している。
カメラを始めるきっかけに、一風変わったデートを楽しみに、利用してみてはいかがだろうか。

■参考サイト

・川崎夜景ツアー
http://k-kankou.jp/study_tourism/night/tour.html

・四日市工場景観鑑賞
http://kanko-yokkaichi.com/night-view/

・むろらん ナイトクルージング
http://www.muro-nc.com/night_cruising.html

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